愛仁会本部看護部の活動内容
 

愛仁会本部看護部主催研修会、学会(平成26年度)

 愛仁会では、病院による研修とは別に、本部主催の研修会など様々な支援を実施しています。

 

研  修

 
平成26年度愛仁会グループ 臨地実習指導者講演会(2014/5/10(土))
 
研修企画

                       愛仁会看護助産専門学校 看護学科 実習調整者 川原 元子

  平成26年5月10日、愛仁会看護助産専門学校において、東京慈恵会医科大学教育センター 福島統先生を講師にお招きし、臨地実習指導者講演会を開催致しました。
 本研修会は基本的な医療者教育について学び、臨地実習の意義及び実習指導者としての役割を理解し、効果的な臨地実習ができる能力を養うことを目的とし、「医療教育の新しい流れ」というテーマで、1.学習基盤型教育 2.医療者としての適格 3.職場の中で学ぶ について講演されました。講演内容の《知っている事とできることは違う、できる技術にするためにどう指導し評価していくか》《医療の知識は患者を殺すことのできる知識であり、医療者になるものは倫理教育が最も重要である》《臨地実習は患者貢献である、決して教材化してはいけない》《未熟な学生を処分するのではなく育てるということ》また職場環境においての《高信頼性組織》など、日ごろの教育を見つめ考える意義深い3時間となりました。また、実習指導を効果的に行っていくためには、どのような能力が必要になるのかという示唆を得られた研修会でもありました。
 この研修会には、臨地実習指導者、実習施設関係者、学校教員など総勢150名が出席され、事後のアンケートでは多くの参加者より好評を頂きました。この研修会での学びを共有し、実習指導に活かしていけるようにしていきたいと考えております。なお一層のご指導・ご協力をよろしくお願い申し上げます。
                                          (主催:愛仁会看護助産専門学校)

 
平成26年度愛仁会グループ看護・介護管理者研修会(期首研修)(2014/5/31(土))
 
研修企画

 5月31日、愛仁会看護助産専門学校ナイチンゲールホールにて「平成26年度愛仁会グループ看護・介護管理者研修会(期首研修)が開催された。今回は「激変する社会の動きと医療・介護の情勢を的確に捉えると共に、法人グループ施設における5年間の活動を振り返ることで今後の課題を抽出し、成長戦略(あるいは事業課題)と各エリアにおける連携の在り方を踏まえた看護・介護の展望を考える」という狙いを柱に「医療・介護施設および看護学校における看護・介護の展望ー住み慣れた地域での暮らしを支える看護・介護」というテーマが設定され、別表のように筒泉理事長、永池理事講演と各地区別の活動報告、しんあい三施設紹介が行われた。

 
受講者の声

筒泉理事長と永池理事のご講演から学んだこと
        社会福祉法人 愛和会 豊中・高槻地区 あいわ訪問看護ステーション 主任 田尾 悦子

 
本研修会において筒泉理事長の講演は、今までの愛仁会の歩み(歴史)と愛仁会グループの事業戦略についての講演でした。管理職者として高い理想と広い視野を持ち、地域の中で自分たちの事業所がなにを求められているかを理解することにより自らの戦略を計画できる、そのような組織をより発展させていく能力が必要であることを学びました。 医療・介護施設および看護学校における過去5年間の事業総括とこれからの5年間の成長戦略では、特に末期医療での血液透析から腹膜透析への対応という戦略に関心を持ちました。永池看護特任理事の講演では、法人グループ各組織(エリア展開)が力をあわせて進むと考えた時に、透析の末期医療を住み慣れた在宅で過ごしたいという気持ちに寄り添える、選ばれる訪問看護ステーションとなるためには〝ケアサービス提供体制の強化〞という課題がみえた研修でした。今回の学びを、今後の看護活動に活かしていきたいと考えています。  

愛仁会グループとしての「組織」の繋がりを実感
            
                        おかじま病院 病棟看護科長 福永 昭子

   おかじま病院が愛仁会グループの一員となって、早1年半が過ぎ、また私は科長職を拝命し9ヶ月になります。今回の研修会に参加させて頂き、愛仁会の過去5年間の事業総括とこれからの5年間の成長戦略やさまざまな研修・教育活動には圧倒されました。
 昨年、看護部長が着任された時に言われた「よい集団からよい組織へ成長しましょう」の言葉の意味が、当時はピンとこなかったのですが、千船病院からの患者さまの受け入れや、法人グループ内の職員の異動、介護福祉士の「介護職員等による喀痰吸引等研修」の実地研修を受け入れるなかで、他施設との交流を持つ機会も増え、愛仁会グループとしての「組織」の繋がりを実感しています。
 今回の講演会や発表会で学んだことを実務に活かし、スタッフと共有できる経営や看護サービスの指標を明確にすることで、良心的で安全・安心できる医療・看護・介護を「見せる化」していきたいと思います。そして、地域住民や近隣の病院に選んで頂けるような医療療養型病院を目指していきたいと思います。

 
新人看護職員臨床研修教育担当者研修STEPⅡ(2014/7/19(土))
 
研修企画

〜現場で活かせるコミュニケーションの技法を中心に〜
                                医療法人蒼龍会井上病院 4階病棟 毛保 美幸

 今回の研修において、他の施設の方と新人への関わりや工夫などについて意見交換ができ、リフレッシュにもなりました。私は他のスタッフにも新人の現状を周知してもらうために、独自の連絡ノートを作成したり、申し送りを工夫していますが、他の施設でも独自に工夫しながら新人の個性に合わせた対応をしていることを知りました。
 昨年受講したSTEPⅠでは、新人の特徴や臨床経験の必要性などを中心に学び、その後は教育担当者として、日々試行錯誤の毎日でした。今回のSTEPⅡは、実際に新人を担当してから研修であり、現場で活かせるコミュニケーションの技法を中心に学びました。教育担当者になってこれだけコミュニケーション技法を勉強するのは、新人が成長してゆく過程において、周囲の関わり方が大きく影響を与えるからだと思いました。必要な技術はガイダンスが示すとおり、学習し何度も繰り返し経験することで自信を持って出来るようになります。しかしながら、そこに根拠や患者さんを思う気持ちなどがないと本当の意味で技術の習得にはならないと考えます。
 新人の気持ちを前向きにするのも私たち周囲の声かけ一つで変わってきます。今回の学びを生かして、上手にコミュニケーションをとりながら、1年後お互いが成長できたと感じられるように関わっていきたいと思いました。

 
新人看護職員臨床研修教育担当者研修STEPⅢ研修(2014/9/13(土))
 
研修企画

                             企画担当・看護職員能力開発の充実強化を考える会
                                        千船病院 教育担当科長 浅井 映子

 

9月13日(土)に、愛仁会本部にて教育担当者研修STEPⅢを行いました。参加者は4施設30名でした。教育担当者研修はSTEPⅠ・Ⅱ・Ⅲの3段階で構成されています。今年度で2回目の開催となるSTEPⅢは「教育担当者研修STEPⅠ・Ⅱの受講を終了し、教育担当者2年目以上の看護職員」を対象としています。
 今回の研修では、〝調整能力の活用〞〝全体性と個別性〞〝臨床実践能力の獲得プロセス〞の講義がありました。また〝調整の成功事例〞のグループワークおよび〝難易度が高い事例の指導〞の演習を行いました。演習の発表では、新人の育成だけでなく、患者の看護の質も視野にいれたベッドサイドでの実地指導者の新人への関わりを支援する場面を発表されました。
 これは、研修生1人1人が、STEPⅠ・Ⅱでの学びを日々の現場での実践を継続してきた成果であり、教育担当者としての期待される能力を修得できていると考えます。私はこの教育担当者研修の企画、実施に携わり2年目になりますが、昨年度よりさらに研修生の成長を実感する研修になりました。教育担当者研修の終了者の活躍が、看護部全体の教育的土壌の熟成につながっていることも期待できる成果でした。
 愛仁会看護部では昨年度の受講者から、教育担当者研修STEPⅢまでの終了者に、星をモチーフとしたバッジを授与しています。今後、研修生がこのバッジを胸にこれまでの研修での学びをさらに充実させ、活躍されることを期待しています。

 
受講者の声

直に関わりを観て、多角的視野での調整を行なう
                     愛仁会リハビリテーション病院 五階西病棟看護科 廣瀬 麻奈美

 教育担当者2年目の役割として最も重要なのは調整です。調整とは「研修会参加調整」「業務調整」「計画内容調整」「問題の調整」などがあります。
 研修を通して感じたことは、今までの関わりとして実地指導者からの報告を頼りに業務調整をしていましたが、間接的情報ばかりに頼るのではなく、直接ケアや実地指導者と新人看護師の関わりを実際に私自身の目で見て、その場の環境をリアルタイムで観察することで、多角的視野での調整ができると学びました。
 今後の自己目標として、広い視野をもって新人看護師と病棟スタッフが関わる実践場面を意識して観察し、時にはその場でフォローできる教育担当者になれるよう努力します。
 今回の学びは、愛仁会の教育体制についても理解しやすく、教育担当者だけでなく指導するスタッフ皆に広めていきたいです。


 

平成26年度愛仁会グループ介護福祉施設における安全管理研修(2014/9/25(木))

 
研修企画

                         介護老人保健施設ケーアイ 通所リハビリ副主任 福岡 路啓

 介護・福祉施設における、安全管理の推進に向けて活躍することを期待されるリスクマネジメント委員を対象として、平成21年から右記研修は開催されています。今年6回目となる本研修は、介護福祉施設療養・援護科長会主催により「介護福祉施設における安全管理について理解し、安全管理活動に活かすことができる能力を養う」ことを目的として、愛和会ローズ・コミニュティ緑地で9月25日に開催され、研修会の企画・運営および講師として関わりました。
 今回は、過去5回の研修とは異なり、参加対象を「勤務経験年数6年目以上の職員」としたこともあり、安全管理対策に関する疑問・質問は、ベテランが現場で抱えている内容が多くあり、他の福祉施設との情報交換において今までよりも、議論が集中し深い内容になりました。
 講義内容は、事故報告書の作成に関する質問は多くなると予測し、介護現場で良く発生する事例を元に要因分析(SHELL分析)の考え方と記入方法を中心に企画しました。
 私自身は、安全管理研修の第1期生ですが、2期生・3期生・4期生と推進員が増えていくにつれ、対策の立案の内容が多角的な考察が出来ていると思われます。その時は「現場力が向上している」ことを感じます。
 今後もこの研修を通じて、各福祉施設職員が切磋琢磨し安全管理に対する意識を高め、インシデント・アクシデントを減らす活動ができればと思います。

 
愛仁会グループ第3回 医療安全管理研修会を企画して(2014/9/26(金))
 
研修企画

                             医療法人蒼龍会 井上病院 医療安全担当 山口 幸枝

 医療安全室長会議では、愛仁会グループ施設の室長(担当者)が参加し、医療安全対策に関する諸活動を推進すべく事業を行っています。平成25年度から、各看護単位のリスクマネージャーの任にある看護管理者(科長・師長)を対象に、日々の臨床現場の医療安全の推進を図るとともに医療安全管理室長らとの連携・支援のあり方を検討していくことを目的として研修会を開催しています。第3回となる今回の研修会は「事故発生時の対応」をテーマに9月26日に開催しました。
 愛仁会グループ各医療施設の看護科長・師長12名が、講義とグループワークに参加しました。各施設の医療安全管理室長が講師を担当し、日本看護協会出版の「医療安全推進のための標準テキスト」を参考に、事故発生時の患者への初期対応と事実確認の重要性が理解できるように講義を行ないました。ハイリスク薬剤である「インスリン投与量の間違いによる事故事例」を用いてグループワークを行ない、各施設の事故の対応時の現状や悩みを活発に意見交換し、対処方法を考える機会となりました。
 参加した研修者から「事故発生時の事実の確認、重大事故での現場保全の重要性が理解できた」「リスクマネージャーとしての安全に対する意識がさらに上がった。医療安全管理室長とよく情報を密にとって連携していきたい」という感想を頂きました。
 事故防止対策をしていても、事故が起こる可能性はありますが、事故を最小限に患者の生命を最優先し、事故に対して「隠さない・逃げない・ごまかさない」組織風土が大切です。
 今後も各施設の安全文化の醸成に役立てられるような研修を企画し、共に学んでいきたいと思います。

 
教育担当者研修STEPⅠ(2014/10/4(土))
 
研修企画

                                     愛仁会本部 看護担当理事 永池 京子

 早いものでわが国では、新人看護職員臨床研修が開始され、今年で5年目となりました。この間、法人グループでは、臨床研修の実施はもちろんのこと、能力の到達度や研修体制の評価等、様々な取り組みを行ってきました。
 振り返ると、母校訪問はリアリティショックの発生が予想される時期の新人看護職員を支える重要なプログラムになっていることを感じます。また指導者育成の観点では、厚労省の試行事業実施期間に構築した教育担当者研修プログラムを抜本的に改定しました。今では実地指導者着任前の研修プログラムが標準化され、各施設でそれを実施しています。加えて翌年からは、教育担当者着任前に受講する研修(教育担当者研修STEPⅠ)と、着任後のフォローアップ研修(教育担当者研修STEPⅡ・Ⅲ)とで構成される段階的な成長を支える研修へと生まれ変わりました。これにより教育担当者はその任を遂行しながら、その役割発揮に必要な知識・技術を学び、そして施設に戻り、またその任につきながら学びを実践・体験する「段階的体験型学習」が可能となりました。加えて通称「ENバッジ」を作成し、教育担当者研修全課程修了者には、今年始めてバッジを授与することができました。
 これら全ての活動は、看護部全体、ひいては病院全体で「新人を育てる」組織文化の醸成を目指すための「組織化の活動」として期待されます。さらには新人看護職員の育成のみならず、法人グループが目指す生涯学習者としての看護専門職に必要な「共に学び共に育つ環境」作りに繋がっていきます。
 本日の研修は、教育担当者研修STEPⅠです。盛りだくさんの一日となりますが、研修からの学びを新人指導において確実に実践することこそが、あなた自身の成長につながることを信じて下さい。そして皆さんが、STEPⅢまでの全課程を修了し、胸にENバッジを付けた日の姿をみることを楽しみにしていますことをお伝えし、開講の挨拶と致します。

 
受講者の声

受講生を代表して
  
                             医療法人蒼龍会 井上病院 看護部 土井 いづみ

 私の所属する井上病院は腎治療に一貫し、専門性の高い施設です。透析患者さまの看護は生涯に亘るため、その関わりは深く、信頼関係と信頼に足る知識と技術を必要とします。私自身、患者さまと接しながら関わりの難しさと共に、よい関係を築けたときの喜びややりがいを感じています。新人看護職員にも難しさのその先の喜びややりがいを感じられるよう指導していきたいと思っておりますが、個人の成長に合わせた指導に悩むこともあり、自分の指導のスキルの乏しさ、新人を育てるという素地が十分でないことを痛感しております。
 今回、STEPⅠの研修を受講することで、新人看護職員臨床研修の基本理念「基礎教育の学びを基盤に臨床経験を積み重ね、共に学び、共に育つ」の基に、モットーである「仁」の姿勢で「観る」「聴く」「言う」を実践できるよう、指導に必要なスキルを身につけ、後輩育成を通し、私自身が看護専門職の一人として成長できるという思いを抱き研修に参加させて頂きました。
 実際に研修に参加し、「教育とはその人の可能性を引き出すこと」、「指導者は新人の伴走者」という言葉に出会い、改めて人の可能性を引き出す過程に関わる教育はすばらしいと思いました。これからステップⅡ、Ⅲと参加させて頂きますが、私自身が看護臨床における教育者として価値ある変化を起こせるようしっかり学習していきたいと思います。
 最後になりましたが、このような研修の企画をしていただき、ありがとうございました。

 
平成26年度愛仁会グループ看護・介護管理者(主任・専任教員)研修会
(2014/10/11(土))
 
研修企画

                                  明石医療センター 副看護部長 嵯峨山 喜代子

 愛仁会グループ看護・介護管理者(主任・専任教員)研修が10月11日(土)、3年ぶりに、西明石のホテルキャッスルプラザにおいて開催され、103名が参加しました。
 「時代に即した看護・介護の確立期〜感じる・考える・実行する〜」とテーマを掲げ、研修目標に「①社会情勢の変化に伴う自施設に求められる管理上の課題を理解する。②主任・専任教員の立場から自部署における身近な問題から問題解決技法を学ぶ。③看護・介護組織集団における管理技術を学び、管理過程の実践を通して成果に繋げる」としました。
 研修内容は、午前は「住み慣れた地域での療養生活を最後まで支えるための医療と介護の連携及び愛仁会グループの事業展開」について学び、各施設の主任としての活動を共有し、自身主任としての役割を考えることについてグループワークを行いました。午後は2事例をもとに、主任として果たすべき役割の明確化と管理行動を考えるための事例討議を行ないました。
 本研修会を通して、様々な施設の看護・介護管理者(主任・専任教員)と情報交換し、改めてお互いの専門性を理解することで、主任として管理行動を考える良い機会となりました。各主任は自分の課題を持ち帰り、計画・実践を行った成果を年度末までにまとめる予定です。

 
平成26年度 介護福祉施設 看護職員研修(2014/10/30(木))
 
研修企画

豊中あいわ苑 援護科長 三木 和加子



 10月30日、愛和会さぼてん広場において第2回目の介護福祉施設看護職員研修を行いました。アンケート調査によれば、認知症の対応に困っているとの意見が多くあり、今回は認知症をテーマに実施しました。「認知症ケアの質向上をめざし専門的知識を習得すると共に、施設間での情報を交換し実践能力を養うこと」を目的に、愛仁会グループの介護福祉施設で働く看護職19名が参加しました。 
 研修内容は「看護の専門性と看護職としての役割」と「認知症の症状に応じた対応方法」の講義がありました。演習では、認知症者に対する基本的な姿勢を理解するために、研修生がペアになりコミュニケーション技術を高めるためのトレーニングを行いました。
事例検討では、援助者中心になりがちな思考を本人中心の思考(すなわち本人の気持ちにそった対応)に転換し、課題解決に導こうとするひもときシートのツールを使い、各グループ毎にアセスメントした内容を発表し共有しました。グループワークは短時間でしたが、日頃の悩みを含め多くの情報交換ができ、このような研修にまた参加したいという意見もありました。
 研修後のアンケートでは、専門性や役割の理解、ケアの方法、基本的な姿勢、コミュニケーションなどの理解度も高く、全員が研修で学んだことを職場で活用できるとの結果を得ることができ、研修会の成果を実感しました。
 次年度も、介護福祉施設の看護職員の質向上を目指した研修を継続していきたいと思います。

 
平成26年度 中堅看護助手研修(2014/11/18(火))
 
受講者の声

仲間とチームの力を再認識
                                                 千船病院 田中智津

 11月18日に、愛仁会本部会議室にて中堅看護助手研修があり、愛仁会グループの6施設30名の中堅看護助手が参加しました。はじめに事前課題である「自施設のPRおよび自慢できること」の発表がありました。この課題の作成にあたり、私自身1つのものを作り上げるのはとても苦労するだろうと思っていました。しかし、参加するメンバーからは、「私、ここに貼るものを作ってきます」「私、折り紙でさざんかの花を作って来ます」「私、原稿まとめます」など、次々と積極的な発言が飛び交いました。あらためて看護助手としての仲間の力とチーム力を再認識しました。研修内容も講義だけでなく、事例を元にグループワークを行い、他施設の方々のいろいろな意見を聞く事ができました。私たちにできる事は何かを改めて問い直し、これからの業務に活かしていきたいです。このような機会を与えていただき、心より感謝いたします。

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言葉の難しさを再認識
                                                 高槻病院 受講者一同
 
研修にあたり、「自施設のPR・自慢できることをまとめる」といった事前課題があり、高槻病院の「第Ⅰ期棟の完成」と「助手チームの団結」をポイントにまとめ、研修当日に発表しました。 研修会は、各副看護部長による「倫理」「接遇」や「中堅看護助手が果たす役割」の講義があり、私たちは業務範囲を理解した上で業務を遂行しなくてはいけないことを学びました。私たちの言葉かけやケアが、患者さまの希望や期待とズレていないかを考えることができ、また言葉の難しさを再認識する機会となりました。そして、他病院の看護助手との交流では新鮮な気持ちで話し合うことができ、とても有意義な時間でした。
  この研修で学んだ「役割モデル」となれるよう、今後も中堅看護助手として成長していきたいと思います。

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心豊かに笑顔を忘れずに
                                      愛仁会リハビリテーション病院 大西美香
 愛仁会グループ中堅看護助手研修会に当院からは5名が参加しました。この研修では、看護助手として基本的姿勢と接遇、実践できる業務範囲、そして看護助手が果たす役割と責任について学ぶことができました。
 日々の業務の中で見過ごしがちな患者さまの小さな感情の変化にいち早く気づくには、観察力、コミュニケーション能力を高め、根底にある思いを汲み取る努力が必要だと思いました。これからは早足で歩くのではなく、時には立ち止まり心豊かに笑顔を忘れずに、患者さまに接していきたいと思います。
 他施設の方との研修はとても楽しく、充実した時間を過ごすことができました。このような機会をいただき、ありがとうございました。

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コミュニケーションを見直す機会に
                                           明石医療センター 原 賀代子
 今回、中堅看護助手研修に参加させて頂き、看護助手として倫理、接遇、助手が実践できる業務範囲、組織人として果たす役割と責任について改めて考え、学びを深めました。
 グループワークでは、2つの事例を他の病院の方々と話し合い、助手が出来ることは何か考えてみました。その結果、日頃から患者さまとコミュニケーションをとり、患者さまの立場に立ち不快な思いをさせないよう、笑顔と優しい言葉・態度、思いやりの心が大切だと思いました。患者さまに安心して頂くためにも看護師と連携協働し、情報の共有を行い、力を合わせていこうと思いました。
 また、私は経験6年目ですが、中堅看護助手としての役割行動がよりよい看護サービスにつながることを信条に、これからも頑張りたいと思います。

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学んだ事を伝達講習したい
                                                おかじま病院 原田普代
                                                          竹田文子
 この度、愛仁会グループ中堅看護助手研修におかじま病院から初めて参加させて頂き、ありがとうございます。改めて日常行っている業務に対しての倫理・基本的な姿勢・接遇の大切さ、自分達の役割と責任を再確認しました。
 手作りポスター発表では、初めての発表で緊張しましたが、おかじま病院の日常も伝える事ができ、他施設との情報も共有できて良い体験になりました。この研修で学んだ事を、病棟の看護助手にも伝達講習を行い、全スタッフが組織人としての役割・職務・任務を果たせるよう、より良いチームサービスが行えるようにしていきたいです。
 これからも、法人の一員として、地域の方々に愛される病院を目指していきたいと思います。

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業務の向こうに患者さまがいる
                                       医療法人蒼龍会 井上病院 杉琴あけみ
 事前課題として準備した各施設の概要や組織活動の発表を聞くことで、愛仁会グループ各施設それぞれの特徴を知ることができました。また少子高齢化社会に向けて、医療・看護が在宅の方向に向かっている中、同じ理念を持つ組織において、看護職と看護補助者の業務を分担しながら連携することの大切さと責任のある仕事をしていることを再認識しました。さらに「業務の向こうに患者さまがいる」ことを再確認でき、業務を優先するのではなく患者さまご本人の意思を尊重し、働く側の日常的な慣れの感覚と患者さま側の価値観にずれがないかを意識していこうと思いました。グループワークでは、他施設の方々と意見交換を行い、共感できること、見習いたいことが発見でき、働く場所は違っても基本的な考えは同じだと感じました。看護チームの一員として責任をもって役割を果たし、役割モデルになれるよう新たな気持ちで仕事に取り組みたいと思います。

 
平成26年度 第2回臨地実習指導者研修会(2014/11/29(土))
 
受講者の声

臨地実習指導者研修会を受講して
                高槻在宅サービスセンター 訪問看護ステーション愛仁会高槻 楢木まどか
 今年度から副主任となり、少しずつですが学生指導をしていく立場となりました。今まで学生と関わる機会が少なかったこともあり、学生との関わり方に難しさを感じていました。グループワークやロールプレイなどを行う中で、参加者の今までの指導経験や他の研修での学びなどを聞くことができ、同じように悩んでいる方が多いと実感し、研修プログラムに溶け込むことができました。印象に残ったことは、学生は「何を」教えられたかではなく、「どのように」教えられたかによって受け止め方が変わるということでした。在宅看護論の実習は、学生が利用者や家族と関わる期間が短いため、伝えたいことをただ説明してしまっていたように思います。「どのように」伝え、どう感じてくれるかということも考えられるようになることが、自己の課題であると明確になりました。 
 今回得た学びをいかしながら、学生指導に携わっていきたいと思います。

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平成26年度愛仁会グループ医療安全管理研修(2015/2/28(土))
 
研修企画

                                   高槻病院 安全管理室長 三成 都由子
 
愛仁会グループ医療安全管理研修会は、平成25年度より看護管理者(科長)の安全管理の能力を高めるための活動事業として、企画開催されてきました。今期、2回の研修会を企画開催し、第4回目となる医療安全管理研修会を2月28日に開催しました。
 今回の研修会では、事例分析の理解として、医療安全学専門の大学教授を講師に迎え、研修会のねらいを「ヒューマンエラーの発生メカニズムを理解する、分析方法を身につける」ということとし講義、演習を行いました。演習では、ヒューマンエラー行動を分析することに重点をおいて開発された「ImSAFER」の分析手順に沿い行われました。ImSAFERは現場の医療者が自分たちの手で分析できることを目的につくられています。この演習の中で、分析に最も重要なことは事象の把握であり、これが疎かになれば、背後要因の抽出も対策立案もあまり大きな成果を期待することはできないということでした。医療従事者はもっと観察力を身につけるべきであり、「リスクがある」という目で見なければ、リスクは見えてこないものであるとも言われていました。
 今後も、各施設の安全文化の醸成に役立てられるような研修を企画し、ともに学んでいきたいと思います。

 
受講者の声


正しい判断のために必要なこと
                            
  高槻病院 救急センター 看護科長 山本 利恵
 「医療のシステムは欠陥だらけ」、「医療界は不完全な情報で生命に向き合っている恐ろしいところ」と、はじまった研修はどんどんと落ち込んでいくと同時に、事実をどうとらえて向き合うのかを考えさせられました。
 実践した行為が結果的にミスとなったとき、どこかで正しいと判断したマッピングの失敗が起こった。このマッピングの失敗が起こった要因に対して対策を講じる必要があり、正しい判断のために、①データに基づいて ②立場を変えてみる ③常識的に考えることが必要だとわかりました。
 振り返り考えるとインシデント報告では人が行う対策が多く、人が行うからまたミスが発生し、手間が増え、抜け落ちる悪循環であり、対策の発想は「やめる」、「できないようにする」から始まる対策立案を習慣化すること。対策の立案には、専門家とともにチームで根本的な対応をするべきことを強く学んだ研修でした。ありがとうございました。

 
新人看護職員臨床研修 教育担当者研修STEPⅠ・Ⅱ・Ⅲを終えて
 
研修企画

〜今年度の教育担当者研修をすべて終えて〜
            
              看護職員能力開発の充実強化を考える会 大石 有香
                                   (愛仁会看護助産専門学校 学科調整者)
 本研修は「教育担当者の段階的な育成による能力拡大を目指すこと」と、「指導者自身のキャリアアップを含めた教育体制の構築を図り、新人看護職員臨床研修制度をさらに充実させること」の2点を目的として、開催しております。受講生がSTEPⅠ・Ⅱ・Ⅲと段階的に学びながら教育担当者としての能力を拡大するとともに、各段階で研修受講者が相互に相談・支援する屋根瓦式により自部署の新人看護職員を育成する指導体制の強化も意図しています。全課程を修了した受講生は教育担当者終了者バッジが授与され、教育担当者としての自覚と責任をもって活躍しておられます。
 今年度の研修を企画・運営するにあたり、教育担当者・新人看護職員双方にとって効果的な研修となるよう各施設での取り組みと連動させられるような教育計画や事例を用いながら、また事前課題や事後課題で受講者が主体的に学ぶことができるように検討を重ねて準備をいたしました。
 受講者数はSTEPⅠ(10月4日・1月31日開催)45名、STEPⅡ(7月19日開催)36名、STEPⅢ(9月13日開催)30名でした。1月31日に終了したSTEPⅠでは、実地指導者である受講者の方々が、現在の自身の指導を理論を元に整理を行い、指導に対する自信へとつなげることからはじめました。実際には次に教育担当者になる方々であることから、今の実地指導者としての学びだけではなく、それを包括した教育担当者としての在り方を考える機会となりました。
 今年度の評価からは、自分を振り返ることができたとの内容や、これからの課題を見出せたことが伺える意見が多く、時期や内容に関して概ね充実が図れてきているのではないかと考えます。次年度も本プログラムを継続し、内容検討を重ね、更なる充実を図っていきたいと考えています。
 最後になりましたが、研修の企画運営にあたり、ご協力いただきました関係者の皆様に深く感謝いたします。

 
受講者の声

教育担当者の心構えや指導法を学ぶ
                                
高槻病院 新4階病棟看護科 照屋 ひかり
 今回の研修では新人指導を行うための心構えや指導の具体的な方法を教えて頂きました。特に印象に残ったことは「新人を理解し、問題を特定し共に解決することが重要であり、性格や親の育て方のせいにしていても状況は改善しない」です。先輩方が「社会人として当然できる」と思う範囲と新人ができる範囲には大きく差があり、その差を少しでも近づけるため双方に働きかけが必要だと実感しました。また、新人の段階別な指導方法や評価方法も学びました。
 今回の学びを共有し、新人が成長しやすい環境を整え、実地指導者と新人の一番の理解者である教育担当者になりたいと思います。

 

学  会

 

平成26年度 第5回愛仁会グループ看護・介護学会(2015/2/7(土))

 
学会企画

地域の心を支え、つなぐ事の大切さや重要性を再確認するひとときに

                    学会大会長 竹歳 鈴子
(愛仁会リハビリテーション病院 看護部長)
 平成27年2月7日に開催されました「第5回愛仁会グループ看護・介護学会」に、今回も多くの看護大学・看護学校関係や大阪府看護協会等からご来賓の方々をお迎えし、愛仁会グループ看護・介護職員と看護学生を含む総勢681名のご参加を得て、盛況に終了できましたことを心より感謝申し上げます。
 今回の学会テーマを『支える つなぐ』とし、サブテーマを「地域で暮らす人生の環」とさせていただきました。本テーマは、団塊の世代すべての人々が75歳以上になる2025年まで残すところ10年となり、地域包括ケアシステムの構築を始動する今、愛仁会グループの看護・介護職員が、専門職として出会った人々と地域で暮らす人々の心を支え合い、そしてつなぐ事の大切さや重要性を再確認する時間としたいと考えました。そして、地域で暮らす人々を支える人生の環について、じっくり皆さまと語り合える学会にしたいと思い、本学会実行委員会で検討を重ね、策定致しました。
 参加者の皆さんは、住み慣れた地域で自分らしく最後まで暮らし続ける為のシステムの環とは何であり、看護・介護職の専門職としてそれをどのように創り、いかに支え合いつなぐのかを考えることはできましたでしょうか。
 「とてもいい学会でしたね」「シンポジウムでは大変多くのことを考えさせられた」「質の高い発表ですね」「認定分野の発表も大変良かった」など、多くのお言葉を頂きました。こうして多くの方からお褒めの言葉を頂いたことは、各施設からエントリーして頂いた発表内容の質が高くなっている事だと考えます。
 今回の学会で学び感じたことを糧に、今後も愛仁会グループ看護・介護職員一人ひとりが、地域で暮らす人々(患者・利用者)を大切にし、さらに質の高い医療・ケアの提供に努力していただけることと考えます。
 最後になりますが、本学会の準備から後片付け、当日役割を担当して頂きました各施設の代表者や看護学校の教務の方々、本部学術部、そして学会の企画・運営に1年間かけて尽力頂きました学会実行委員の皆さまに大変感謝申し上げます。


今大会も多彩なプログラムに

                          学会実行委員長 作山 美香(おかじま病院 看護部長)
 この度、5回目となる本学会を盛況のうちに無事終えることができました。本学会の企画におきましては、昨年とほぼ同様のプログラム構成といたしましたが、各施設の看護部長、施設長のご尽力により、今年は41題の演題をエントリーいただきました。
 本学会のテーマであります「地域で暮らす人生の環」と向き合う姿をイメージし、ポスターや抄録集の表紙に込めましたが、シンポジウムでは「地域」、「連携」について職種、施設間で少しずつ異なる価値観を共有する有意義なディスカッションとなりました。
 昨年度、参加希望者が集中したハンズオンセミナーでは「口腔ケア」領域に限りでしたが、今回は2部制とし、できるだけ多くの方にご参加いただけるよう企画担当者が工夫致しました。
 さらに、「専門看護師・認定看護師の充実強化を考える会」との共催による分科会の活動報告は、各々の専門領域におけるケアを標準化し、その成果を科学的妥当性をもって検証する極めて学術性が高いものです。参加総数は170名に上り、急遽、椅子をご準備いただくなど、看護学校関係者の方々の迅速な対応に助けられました。
今回、学会実行委員会としましては、参加者はもちろんのこと、学会構成のうえで重要な役割を果たす座長や論文審査員、そして、学会を陰で支えていただく実行委員以外の方々へ、わかりやすさを追求した必要な情報の提供と綿密な連携とともに、抄録集の内容等、ソフト面の充実に努力して参りました。
 また、渡辺和子先生のお話やDVDをご覧になって、慌ただしい日々を振り返りながらも、自他ともに「よく頑張っているな、明日からも頑張ろう」と明日への活力となれば幸いに思います。
 最後になりましたが、ご協力いただきました多くの関係者の皆様、学会にご参加くださいましたご来賓の皆さまをはじめ、すべての方々に厚く感謝いたします。

 
学会参加者の声

他施設の活動や課題を知る良い機会に
                   
        介護老人保健施設ケーアイ 療養科 主任 金釘 玲子
 
今年度の看護・介護学会は「支える・つなぐ~地域で暮らす人生の環~」をテーマに、多くの職種より事例が発表されました。それぞれの立場で試行錯誤しながら、利用者の在宅生活を支える為の努力を日々されていることに感銘を受けました。
 シンポジウムでは、さまざまな職種の立場からの発言があり、当法人以外の医師の方からの貴重な意見がとても印象に残りました。一施設、一病院だけで利用者を支える事はできません。2025年の超高齢化社会に向けた対策である地域包括ケアシステムの構築が急がれているように、地域全体の問題として捉える事の大切さが論じられたのではないかと思いました。「自分だけでなく、関わる人の仕事の大切さを理解すること、また自分の仕事をしっかりやりとげること」が重要であると話されていました。これは、できるように思いますが、とても難しい事だと思います。
 また、自分らしい死にかたについての議論がありましたが、この問題については、更なる意見交換を聞いてみたかったと思います。
 日頃、他の施設や病院がどんな活動をし、どんな課題を抱えているのかを知る良い機会となりました。参加させて頂きましてありがとうございました。

はじめての学会発表
                               医療法人蒼龍会 井上病院 看護部 西島真紀
 学会において「透析後の血圧低下を最小限にするための離床方法の検討」について口述発表をさせて頂きました。
 今回の研究対象が患者のため、倫理面や研究中止の基準などデータを収集する前段階の準備を重要視しました。また量的研究を行ったため、様々なデータから統計分析を行い、まとめることに苦労しました。学会での発表は今回が初めての経験でしたが、聞いていただく方々に理解していただける発表を心掛け、当日の発表に臨みました。約700人近い参加者の方々の前で発表する緊張感も貴重な経験でした。今回の発表内容を共有化し、今後の看護実践につなげていきたいと思います。
 最後に学会への参加にあたり、多くの方々のご支援をいただきました事、心より感謝いたします。

時間の使い方は、命の使い方
          
(社福)愛和会 豊中・高槻地区 緑地地域包括支援センター 保健師 村上 賀美
 
「第5回愛仁会グループ看護・介護学会」に出席させて頂いたことは、地域包括ケアシステムの重要性を再確認できる有意義な機会となりました。
 保健師として健康課題が顕在化する前段階からその可能性を予見し、予防的に介入させて頂いておりますが、住み慣れた地域で最後まで自分らしく暮らし続けられる支援という課題に直面してしまいます。その答えが明確にならないままでおりましたが、シンポジウムや渡辺先生の特別講演をお聞きし、答えとなるヒントを頂くことができました。「時間の使い方は、命の使い方です」と伝えて下さった先生のお言葉には、相手を大切に思うことを重んじており、専門職としての姿勢を振り返らせて下さる素敵な時間でした。

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愛仁会本部看護部の活動内容