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当院のリハビリテーション

言語療法科

言語聴覚士とは

《定義》 (言語聴覚士法 1997 平成9年)

「言語聴覚士」とは音声機能、言語機能又は聴覚に障害のある者についてその機能の維持向上を図るため、言語訓練その他の訓練、これに必要な検査及び助言、指導その他の援助を行うことを業とする。診療の補助として医師または歯科医師の指示の下に、嚥下訓練、人工内耳の調節その他厚生省令で定める行為を行うことを業とすることができる。
1)対象:音声・言語・聴覚・嚥下機能に障害のある者。
2)目的:コミュニケーションに関連する能力の回復。摂食嚥下能力の回復。
3)手段:言語聴覚療法、摂食機能療法、知能・心理検査測定



リハビリテーションといえば理学療法士・作業療法士が有名ですが、言語聴覚士は主にコミュニケーション障害と摂食・嚥下障害に対する訓練・指導に関わっております。言語聴覚士は全国的にみて施設・人材がまだまだ不足している状況ですが、当院では開設当初より専門スタッフが在籍し、2011年現在15名体制で業務をしております。患者様の症状に合わせた評価・訓練・指導を実施しております。部屋と部署の特性を活かして入院・外来・在宅にて、楽しくかつ安心できるような雰囲気で患者様と一緒にコミュニケーション機能・摂食嚥下機能の回復を目指します。

当科ではお子様からご年配の方まで幅広い年齢層で対応し、また患者様のみならずご家族の方や医療・介護・福祉関連の方々が気軽に相談できるようにしていきたいと思っております。

訓練を受けるためには、医師の診察および処方箋が必要です。また電話などでの相談・問い合わせにも対応させていただいております。

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治療・訓練内容

構音訓練、発声発話訓練  (構音障害 PDF)

口唇・舌・頬・咽喉頭など発話や音声の生成に必要な機能を、いろいろな提示方法で動作を促し活性化を図っていく訓練です。また発音や音声の回復を目指します。 成人・小児いずれにも対応しており、訓練室だけでなく多彩な環境で実施しています。

構音訓練・発声発話訓練 構音訓練・発声発話訓練
4階 屋上庭園にて
6階 みんなの森にて


失語症訓練  (失語症 PDF)


  • 大脳の損傷部位や症状などより、「聴く」「話す」「読む」「書く」のすべての言語的側面を評価・分析し、状態に合わせた訓練教材を選定していきます。
  • 訓練内容(例)
    1. 知能・心理検査による能力評価
    2. 聴覚提示や視覚提示を用いて理解力を強化する練習
    3. 絵や文字を見て、その言葉を言う練習
    4. 日付・名前など、身近なものを書く練習
    5. ことば以外の方法で意思表示をする練習(拡大代替コミュニケーション訓練)
高次脳機能訓練  (高次脳機能障害、認知症 PDF)
  • 大脳の損傷部位や症状などより、障害の状態や問題点を挙げて、それらの状態に合わせた訓練教材を選定していきます。
  • 訓練内容(例)
    1. 知能・心理検査による能力評価
    2. 注意力を強化する練習
    3. 記銘力を強化する練習
    4. 遂行機能を強化する練習
    5. 日付・名前など、見当識を確認・把握する練習
    6. 易疲労性・意欲発動性低下・社会的行動障害への対策検討
摂食・嚥下訓練  (摂食・嚥下障害 PDF)

  • 誤嚥の要因やパターンを評価・分析し、対応策を講じていきます。
  • 訓練内容(例)
    1. 嚥下機能評価:反復唾液飲みテスト、改訂水飲みテスト、頚部聴診など
    2. 間接的嚥下訓練:口腔内アイスマッサージ、シャキアー法など
    3. 直接的嚥下訓練:姿勢・一口量・タイミングなどの調整、介助方法指導
    4. 食物形態・水分のトロミなどの工夫・調整
    5. 嚥下造影検査(VF検査)による 分析・評価
    6. NSTによる経過報告
  • 嚥下造影検査(VF検査)の場面


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学術関係

  • 言語療法科勉強会            1回/月
    言語療法科のスタッフ中心に症例検討や検査所見などの勉強会を実施
  • 新人教育(卒後職員研修)        1回/月
    言語療法科の1年目~2年目スタッフ対象に基礎部門講義・症例検討などを実施

勉強会

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言語療法科 第55期卒後職員研修スケジュール
  • VF・VE読影会             第1・第3木曜日/月
    診療部と合同で開催。映像を一緒に鑑賞してスタッフの読影力強化を図る。

VF/VE読影会


  • PT/OT/ST合同勉強会         1回/月
    高槻病院リハビリテーション科と合同の勉強会であり、主に症例検討などを実施
  • 院内研修会              1~2回/月
  • 院内の諮問委員会主催の研修会で、医療安全管理や感染予防などの研修会を実施。
    また摂食嚥下研修会では講義発表
  • リハビリテーション合同研修会    1回/3ヶ月
    三島圏域のリハビリテーション関連職種に対しての研修会であり、各テーマのspecialistを講師として迎えて開催

リハビリテーション合同研修会での一場面


  • その他
    高槻市の病院・施設で勤務しているSTが2カ月に1回集まり、症例検討や現場で起こっている課題・問題点を協議したり、学会発表したスタッフや研修会などの報告発表を当院にて開催。また三島圏域のSTに声をかけて、年に1回 講演会を企画・開催。
  • わかりやすいリハビリテーション教室
    愛仁会リハビリテーション病院が主催している、患者様家族や介護職対象の 勉強会で、言語療法科より摂食嚥下障害について講義。
  • 講演会・研修会
    患者様家族の会や養成校などからの依頼により講演・発表を実施。
    演題例:・言語聴覚士について ・楽しく口を鍛えましょう ・口腔ケアについて ・失語症について・摂食嚥下障害について
  • 学術大会発表実績
    ・日本言語聴覚学会・日本病院学会・大阪病院学会
    ・リハビリテーション・ケア合同研究大会

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