愛仁会本部看護部の活動内容
 

愛仁会本部看護部主催研修会、学会(平成27年度)

 愛仁会では、病院による研修とは別に、本部主催の研修会など様々な支援を実施しています。

 

研  修

 
平成27年度愛仁会グループ看護・介護管理者研修会(期首研修)(2015/5/23(土))
 
研修企画

5月23日、恒例の「平成27年度 愛仁会グループ看護・介護管理者期首研修会」(対象:副主任以上)がナイチンゲールホールにて開催された。プログラムは内藤嘉之理事長講演「よりよい医療を目指して」、愛仁会本部 山田泰子看護担当理事講演「平成27年度 法人看護部の方針」に加え、平成28年5月にオープンする尼崎だいもつ病院の紹介が、愛仁会本部だいもつ担当 竹歳鈴子看護部長より「地域の暮らしを支える拠点病院をめざして!」と題して行われた。

 
受講者の声

3つの「見せる化」を意識して行動する
                             介護老人保健施設 きんもくせい 副主任 西口 雄大

 5月23日(土)に、『愛仁会グループ看護・介護管理者期首研修会』が開催されました。内藤理事長の講演「よりよい医療をめざして」では、愛仁会の課題と方向性が示されました。愛仁会の強みは、「大きな組織で多様な施設があり、利用者にとって手術から回復期・療養期・介護・終末期がスムーズに行えること」です。各施設、各職員が同じ認識を持ち連携・協働を図り、地域包括ケアを充実させることにより利用者がその人らしく生活できるということを改めて認識しました。
 山田看護担当理事の講演「法人看護部の方針」では、『利他的協働』『見せる化』の2つのキーワードが挙げられました。介護施設では、介護報酬のマイナス改定の中、自分たちの行っているケアが診療報酬につながるという考えを持ちながら、副主任として現場のケアがサービスの向上につながっているか確認し、自分の言葉でわかりやすく説明すること、さらに、①他職員に自分の介護を見せる②多職種に介護の専門性を見せる ③利用者や家族に介護の水準と結果をみせるの3つの『見せる化』を意識し行動していこうと思います。

ご講演内容から考えたこと
                                   千船病院 4-2病棟看護科 主任 田中 由香

 内藤理事長からお話し頂いたことを自分なりに考えてみました。私たち看護職は、医療の中でも最も患者の身近にいる存在であると思います。その身近にいる看護職が、医師の指示だから実施するのではなく、患者さんの状態と結び付け、科学的根拠に基づいた視点や看護の専門職としての視点を活かして実施することが必要であることを学びました。
 山田看護担当理事からのお話は、2025年の超高齢社会に対応できる地域包括ケアシステムの構築に向けて、急性期病院と地域施設の連携、入院前から退院後の生活を見据えて在宅復帰への支援を進めることの重要性についてでした。看護・介護の管理者としてスタッフが現状をしっかり理解できように関わり、愛仁会の強みである看護・介護の連携を活かして、患者・家族が安心して過ごせる環境を整えることが重要であると学びました。
 研修会に参加して、あらためて主任として役割発揮を考える場となりました。

 
新人看護職員臨床研修教育担当者研修STEPⅡ(2015/7/18(土))
 
研修企画

平成27年度 看護部教育担当者研修STEPⅡを終えて
                                      千船病院 副看護部長 浅井 映子

 
7月18日、愛仁会本部にて教育担当者研修STEPⅡを開催しました。
 新人看護職員臨床研修教育担当者研修は、STEPⅠ、Ⅱ、Ⅲで構成されています。その中でもSTEPⅡは、今まさに各部署で新人看護職員教育を実際に担っている人が対象です。そして教育担当者の役割は、臨床現場での新人のOJTの推進や精神的な支援です。教育担当者はこれまで培ってきた看護者としての能力とともに、教育理論を活用して新人への指導や実地指導者への教育的関わりなどを理解し、実践することを求められます。
 この研修の目的は、「教育担当者としての3か月の活動を振り返り、役割遂行に必要な能力を高めることで、引き続き教育担当者の役割を果たし、新人看護職員研修活動の一翼を担う」ことを目的とし、目標は「1.指導に有効なコミュニケーション技法を学び、実践で活用できる。2.自部署のフェーズ別研修計画・実践・評価の視点が理解できる。3.教育担当者としての課題を明確にできる。」としました。内容としては、4月からの実践を意見交換し、教育担当者としての課題をお互いにフィードバックしました。次に、年間の研修計画立案の考え方を理解するために、仮説の部署での事例を活用して演習を行いました。最後に、昨年度に引き続き木村卓講師による「コミュニケーションとしてのコーチング」の講義をいただきました。
 研修当日は、台風の影響による交通機関のトラブル等で会場に向かえない研修生もいましたが、研修時の意見交換は活発で、お互いの意見に聞き入っている様子がありました。また、研修生からは「他施設の教育担当者と話し合うことができ、自分の振り返りができた」「具体的な(年間)研修計画立案の参考になった」「コーチングとしての関わりを新人だけでなく実地指導者にも行なっていきたい」という意見が聞かれました。 研修生が今回の学びを現場で生かしてほしいと願う一方、私たちは、副看護部長として教育担当者を支援することで、この研修が生かされると考えています。

 
新人看護職員臨床研修教育担当者研修STEPⅢ(2015/9/12(土))
 
受講者の声

看護の目標達成のためには新人と実地指導者間だけでなく看護師と患者の二者間の関係をより良くすることが必要であると学ぶことができました
                       愛仁会リハビリテーション病院 5階東病棟看護科 菅原 るみ

   平成25年度より新人教育に携わり「STEPⅠ・Ⅱ」を経て、9月12日に愛仁会本部で開催された「STEPⅢ研修」に出席させていただきました。
 研修内容は教育担当者の役割、自施設・自部署でのOFF -JTとOJTの関連から新人看護職員の指導のあり方を学ぶことでした。愛仁会施設の看護スタッフ26名が出席し、グループワークやロールプレイを行いました。研修はグループワークを中心に進められたこともあり、他施設の看護スタッフとの意見交換も活発で、同じ新人教育に携わる方との交流の貴重な場となりました。
 研修前に「教育担当者2年目に必要な新人臨床研修における調整とは何か」という課題があり、私は新人と実地指導者・教育担当者や他スタッフが病棟全体で新人教育に関われるように調整が必要であると考えて研修に臨みました。調整者の働きかけには「新人と実地指導者等の二者の間に入って、良好な関係を結ばせ目標達成に向かわせること」があります。しかし、私たちの行動する先には患者さんがいて、目標達成に向けて取り組むことが看護の最大の目的です。研修後に自分の課題を見直すと、調整をする際に、患者さんが安心して医療を受けられる看護サービスを提供するための教育となっていないことに気づきました。看護の目的達成のためには、新人と実地指導者の二者間だけでなく、看護師と患者の二者間の関係性をより良くすることが必要であると学ぶことができました。また、自分の行動を振り返ることにより、感情に流されることなく調整者として「目的やあるべき姿を見失わない」ことが理解でき、今後の課題を見つけることができました。
 新人教育では対象が自分の思い描くように進むことは難しく、悩み、壁にぶつかることが多いです。しかし、研修のまとめで「新人は絶対に成長する」という言葉に救われました。これからも新人の持っている能力を信じて、教育担当者として成長していきたいと思います。

 
教育担当者研修STEPⅠ(2015/10/3(土))
 
受講者の声

新人看護職員臨床研修「教育担当者研修STEPⅠ」受講報告
                 
医療法人蒼龍会 井上病院 看護科  横川 みどり   

 10月3日、教育担当者研修STEPⅠを受講しました。まず、社会動向や新人看護師を取り巻く環境の変化などについて学びましたが、自分が新人だった頃と状況が変化していることに驚きました。特に感じたことは、看護学生のカリキュラムが改定されたことで、新人職員は1年目から各分野について高度な知識・技術が求められる状況となっていること、少子超高齢化社会をはじめとする2025年問題など、医療や看護を取り巻く問題がさらに深刻なものとなっていることです。そのような状況で、新人が自信をもって一人立ちできるためにも、私たち指導者は責任があることを意識しなければなりません。自分が新人だった頃、右も左もわからず、大変辛く苦しかったことが思い出されます。その辛く苦しい時期を乗り越えたことで、看護師としてだけでなく人間としても成長できたと今でも強く実感しています。そして、看護師として年数を重ねるごとに思う、自分を指導してくれた先輩への感謝です。先輩が自分を育ててくれたように、今度は自分が新しく仲間になる新人職員の方々の力になれるようになりたいと思います。
 今回の研修で、私は指導とは単に知識や技術を教えるだけではなく、相手を理解して関わり、自発的に成長していくことを促すものなのだと学びました。新人の立場に立ち、共に成長していけるような指導者になれるよう、努力していきたいと思います。
     

 
平成27年度愛仁会グループ看護・介護管理者(副主任)研修会
(2015/10/15(土))
 
受講者の声


                            しんあい病院 外来看護科 副主任 園山 百々代

 10月17日に愛仁会看護助産専門学校で開催された「看護・介護管理者研修会」に副主任になって2年目で初めて参加しました。しんあい病院が愛仁会グループの施設となり2年、今まで他の施設との交流の経験もなく、管理者
の研修会ということで、特に緊張し当日を迎えました。
 研修会の目的は「副主任が組織の中で専門分野に精通し、質の高いサービスの提供ができ、看護・介護の役割モデルとしての役割発揮するために、看護・介護管理能力の向上を図る」でした。午前、午後ともに、それぞれ30分の講義の後、グループワークを行いました。看護・介護職が一つのグループとして話し合いましたが、職種は違っても職位は同じであり、共通した悩みが多く、多くのことを語りあうことができました。
 私は今まで「患者がどうしたいか」よりも「私が考える良いと思われる看護」が患者にとってよい看護につながると思っていました。しかし講義を聞き、話し合いを進める中で、誰のための看護なのか、常に患者主体で考えること、そこではじめてその患者にとって必要な看護が見つかり、患者にとって良質の看護につながるということを、改めて考えることができました。また行動せず、考えているだけでは何も変わらないという話も聞きました。まず行動して、できたことは今後につなげ、できなかったことはなぜできなかったのか、今後の課題としてスタッフと共有し答えを見つけ、看護の現場で生かしたいと思います。
 この研修は副主任として経験の少ない私にとって、看護のあり方を見つめなおす良い機会となりました。ありがとうございました。

 
平成27年度 中堅看護助手研修(2015/11/17(火))
 
受講者の声

同じ悩みを共有
                                      おかじま病院 看護科 川瀬 悦子

 本研修に参加させていただき、超高齢社会がもたらす社会環境の変化や価値観の多様化や権利意識の向上、チーム医療の大切さを学びました。また、グループワークを通じて、日頃の患者さまやそのご家族への適切な接遇能力、医療者間の人間関係を保ちながら協同する能力、さらには時代のニーズに対応した知識や技術を獲得することの大切さを改めて考えることができました。
 どの施設の方も新人(後輩)看護助手への指導に苦労されていることを知り、施設は違っていても同じ悩みを持っていることに少し安堵するとともに、今後の関わり方として、技術面の指導だけでなく、失敗したときなどのフォローも必要だという結論にたどりつくことができました。
 この研修で話し合った事例を、病棟のスタッフの皆さんといっしょに考える機会をつくりたいと思います。

何をなすべきか再認識
                             明石医療センター 看護部   的野 登喜子

 今回、大変楽しんで研修を終えることができました。自施設での助手研修で学んだことも多くありましたが、看護助手として何を目標とし、何をなすべきかという事を再認識でき、今の自分自身を改めて見つめ直す貴重な機会となりました。
 医療、看護の動向などの社会情勢を知り、患者さんにとって非日常の医療現場の中で、つい病気に目が行きがちですが、一人の生活者として接し、尊重してそばに寄り添い、患者さん自身やその環境において、いろんな事を感じる感性を大事にしていきたいと思いました。他施設の人達とのグループワークでは、それぞれの施設によって業務内容も違い、各々が素晴らしい目標と役割を持ち、見習う点が多々ありました。また、いろんな考え方や私には想像もできない発想もあり新鮮で、なおかつ刺激的でもあり大変参考になりました。日頃経験に基づく後輩指導においては、私自身〝このままでいいのか〞〝もっと何か違う方法があるのではないか〞といろいろ悩み、心が折れる時が何度もありました。しかし〝今のありのままの皆さんでよい〞とのご指導で、安心したと同時に大変勇気づけられました。
 看護チームの一員として自覚を持って、これからも患者さんに寄り添っていこうと思います。そして、今日の学びは後輩達にしっかりと伝え、看護助手チームとして、各自が何をすべきかきちんと理解し、共に今以上に成長していきたいです。研修ありがとうございました。

 
新人臨床研修 教育担当者研修STEPⅠ(2015/10/03(土)、2016/01/16(土)、30(土))
 
受講者の声

教育とは、誰一人欠けてはいけないバトンリレー
                            明石医療センター 看護科   池田 和代

 平成27年10月3日、平成28年1月16日、30日と3日間にわたり、教育担当者研修STEPⅠを受講させていただき、貴重な学びの機会となりました。
 法人看護部長会主催のもと「愛仁会グループ新人看護職員臨床研修における教育担当者としての役割を遂行するために必要な能力を習得する」を目的に高槻病院、千船病院、愛仁会リハビリテーション病院、明石医療センター、(医)蒼龍会井上病院より46名が参加し、講演と事例検討を通して内容の濃い充実した研修となりました。
 青山ヒフミ先生の「教育担当者としての自分を育てる、スタッフを育てる」をテーマにした講演では、生涯学習・教育の考え方の基本を理解し、自己に求められる役割を明確にすることができました。そして新人の効果的な育成方法について、諸理論や新人の特徴を関連づけて検討することができました。
 佐藤浩章先生には「看護O J T の基礎~現場で人を育てる6つの鉄則~」についてご講演いただきました。
①モデルを見つけさせる ②学び手は常に正しい ③相手のレベル別に教え分ける ④見せてやらせて確認させる ⑤行動はすぐに強化する ⑥タテ・ヨコ・ナナメで育てる という6つの鉄則を具体的な場面を想定しながら学ぶことができました。
 研修を通して教育とは、誰一人欠けてはいけないバトンリレーであり、恩返しと喜びをもって教育に関わるということを実感しました。また、「ワールドカフェ」セッションにおいて他施設のスタッフと活き活きとした貴重な意見交換を行うことができ、今後の課題を見出すことができました。今回の研修の学びを生かして、教育担当者としての役割を担っていけるように自己研鑽していきたいと思います。

 

学  会

 

平成27年度 第6回愛仁会グループ看護・介護学会(2016/2/6(土))

 
学会企画

切れ目なく支援の中核として活躍する足掛かりの場として

                    学会長 作山 美香(おかじま病院 看護部長)    

 
 2月6日に「第6回愛仁会グループ看護・介護学会」が開催されました。今年も外部の看護大学、看護学校よりご来賓の方々をお迎えし、愛仁会グループ看護・介護職員、看護学生を含み、総勢643名の参加を得て、学会が盛況にうちに終了できましたことを心より感謝申し上げます。
 昨年度の第5回では、団塊の世代のすべての人が75歳以上となる2025年に向けて医療・介護の一体的改革が進められるなか、医療・看護・介護がどのように支え合うべきか、それぞれの実情を共有し、考えを深める機会としました。
 本学会実行委員会では、愛仁会グループ各施設の看護職・介護職一人ひとりが地域の一員であるという自覚のもと、高齢者・障がい者が住み慣れた地域でその人らしく最期まで暮らし続けるために、医療・介護、福祉などのサービスを必要とする人々との架け橋となって、切れ目ない支援の中核となり活躍する足掛かりとなる学会にしたいと考えました。そこで、シンポジウムのテーマを『「生きる」を支える』-意思決定支援を考える-と題し、「高齢者の心身の理解」について外部講師である老人看護専門看護師より講義をいただいた後、それぞれの機能を有する施設から「意思決定支援」に焦点を絞った実状についての発表が行われました。
その後のシンポジストとフロア間の意見交換では、お互いの機能や課題を共有したうえで、「自施設で何ができるのか」ということを積極的に模索しようとする熱意のこもったものとなりました。
 特別講演「メンタルフィットネス」のお話からは、社会からの期待の大きい私たち看護・介護職員一人ひとりが活き活きと現場で活躍するための活力をいただきました。
 最後になりましたが、本学会開催につきまして、準備から後片づけ、当日の役割を担っていただいた各施設の職員の皆さま、愛仁会看護助産専門学校関係者の方々、本部学術部、そして1年間かけて尽力いただきました学会実行委員の皆さまに深く感謝申し上げます。

多彩なプログラム、多岐にわたる内容  
                     
実行委員長 後迫 瑞穂(しんあい病院 看護部長)
 
 このたびは実行委員長として、企画、運営に携わらせていただきました。
 シンポジウムは、『「生きる」を支える』をテーマとしました。神戸海星病院 老人看護専門看護師の正田美紀さんより、「高齢者の心身の理解」について講演いただき、その後、意思決定に関わる場面では、どのような支援がなされているかについて、各施設の現状を報告いただきました。発表の中には、うまくいかず課題となっている報告も行われました。事例に真摯に向き合った内容に、報告後は一般参加者からも多くの意見や質問が寄せられ、活発な議論が交わされた貴重な機会となりました。
 ランチタイムには、認知症認定看護師と緩和ケア認定看護師によるセミナーが開催されました。セミナーは、認定看護師会が企画から運営まで実施しています。内容もわかりやすく、終了後も質問が続き、関心の高さが伺えました。
 今年の特別講演は笹原美智子先生を講師に迎え、「メンタルフィットネス」をテーマに講演いただきました。ストレスは、社会生活を営むうえでは避けて通れないものであり、適度なストレスは仕事や人生の励みにもなること、だからこそストレスをコントロールすることを学ぶことが必要であると述べられていました。あっという間の90分で、姿勢を正しく、前を向いて歩くことの大切さを学ぶことができました。
 講演会の後、各フロアで口述発表、ポスター発表が行われました。内容も多岐に亘り、愛仁会各施設での様々な取り組みを通じて、お互いを知る良い機会となったのではないでしょうか。貴重な発表をありがとうございました。
 多くの皆様のご協力をもちまして、学会は盛大に終了いたしました。学会に携わったすべての皆様にこころより感謝申し上げます。

 
学会参加者の声

●ユーアイでの看取りケアを多数の方に伝える
            介護老人保健施設ユーアイ 療養科(優秀演題受賞者) 魚井 翔太

 今回、「利用者・家族に寄り添い願いを叶えた看取りの事例」というテーマでポスター発表を行いました。私は、ターミナルケア委員会の委員長を2年間務めており、その中での事例をまとめたものです。このような学会発表の経験は初めてで、また発表順も1演題目で緊張しましたが、仲間の応援を受け、ユーアイでの看取りケアを多数の方々に伝えることができて良かったと思います。今後も看取りケアが増加していくと思われるので、継続して施設全体で良いケアが行えるように努めていきたいです。また、利用者・家族に寄り添い、その思いを感じとり、後悔のない終末を迎えられるためのケアを提供できるよう努力してまいります。
 思いがけず優秀賞を頂き驚きましたが、これまでのユーアイでのターミナルケア委員会活動が評価されたと嬉しく思い、自分自身の仕事へのプラスのモチベーションとしたいと思います。受賞後に檀上で挨拶をするように指名を受け、頭が真っ白になりました。大多数の視線を一気に感じ緊張しましたが、人生でなかなか行えない貴重な体験をしました。
 これからも、感謝を忘れずに仕事に励んでいきたいです。
 

●たくさんの言葉のプレゼントを贈りたい
                   高槻病院 新館8階病棟看護科 辰巳 美紀

 今年度の愛仁会グループ看護・介護学会は「支える・つなぐ 〜より深くより強く 共に輝く〜」をテーマに、それぞれの施設での活動が発表されました。
 2025年問題に向けて、患者や利用者が地域でその人らしく最期まで暮らし続けられるように意思決定を支え、どのように連携すべきかの具体的な事例発表がされており、急性期病院の看護師としての役割を再認識し、切れ目のない支援のために、看護・介護・在宅が連携を深める重要性を学ぶことが出来ました。
 シンポジウムでの正田先生の講演では「看護師は、老化することで避けることが出来ない認知面の低下やADLの低下を問題視しがちであるが、その人が出来る事に視点を置き、いいところを見つけて言葉のプレゼントを贈ろう」と話されていました。日々の看護の場面で、健康問題を解決するための関わりと共に、成長発達や残存機能に視点を置き、その人の持っている力を引き出すことが出来る関わりを実践していきたいと考えています。また、患者や上司・後輩などの「素敵だなぁ」「すごいなぁ」と感じる場面において、思うだけではなくしっかりと言葉にして相手に伝えて、たくさんの言葉のプレゼントを贈ることが出来る人になりたいと思いました。
 今回の学会で学んだことから、自分の課題、自部署の課題が明らかになり、これからのモチベーション向上につながったように思います。貴重な学会に参加させていただき、ありがとうございました。
 

愛仁会本部看護部の活動内容