診療技術部|社会医療法人 愛仁会 愛仁会リハビリテーション病院

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診療技術部

放射線科のご案内

概要

回復期リハビリテーション病院として、各種診断に必要な装置となる一般撮影装置やエックス線TV装置、CT装置、超音波装置を設置しておりますが、高槻病院の協力も受けながらMRI検査や骨塩定量検査も実施しております。 また、同法人である高槻病院と緻密な連携を取り、技師教育や放射線技術の向上に努めております。

特色

回復期の診療に貢献するために、膀胱造影検査、嚥下造影検査、下肢静脈エコー検査などに力を入れています。
膀胱造影では、排尿筋圧の情報を得るための尿流動態検査を併せて行っております。これによって、膀胱造影単体の場合よりも、適切な薬物療法、排尿方法、排尿行動を選択でき、尿路感染症の予防が期待できます。そして、何よりも患者さまの日常生活動作や生活の質の向上につなげています。
嚥下造影は、『食事を楽しんでほしい』をモットーに、言語聴覚士や医師、歯科医師、看護師、歯科衛生士、管理栄養士、放射線技師といった多職種が協働して行っています。今の患者さまの状態に合わせた食事形態を提案できます。
TV室写真
また、寝たきりや脳梗塞・脳出血後の方など、何らかの原因で足をほとんど動かすことのできない患者さまは脚の静脈に血栓ができる深部静脈血栓症になりやすいです。その予防や診療に、下肢静脈エコー検査は有用とされており、それを放射線技師が行っています。
エコー写真
当院に歯科があることから、上下の顎やすべての歯を一枚の写真にできるパノラマ撮影装置と、歯と歯茎の状態を細かく観察するのに適したデンタル撮影装置の2種類の装置を設置しております。
歯科診療をサポートすることで、嚥下造影同様に『食事を楽しむ』手助けをしたいと考えています。
パノラマ装置写真

実績

2021年度(2021年4月~2022年3月)

下肢静脈エコー 297件
嚥下造影 90件
膀胱造影 96件
歯科撮影 526件

薬剤科紹介

有効性と安全性に優れた薬物治療の提案・実行・評価に尽力し患者さまを支援する薬剤部は、調剤業務や服薬指導、在庫管理、医薬品情報の提供を主な業務としています。

調剤では処方箋や注射オーダーを精査の上、安全・正確かつ効率的な調剤に努め、在宅療養に対しては飲みやすいよう一包化やシート調剤の提案にも取り組んでいます。

薬剤師は入院前の持参薬確認や入院中・退院時の服薬指導のほか、感染対策(ICT)・抗菌薬適正使用支援(AST)・栄養サポート(NST)・認知症ケアなど各チームの一員として薬物治療に参加。医師・看護師らと情報共有し、副作用の予防と早期発見に努めています。

さらにより専門的な薬物療法を薬剤師の視点から提供するため、各種認定薬剤師・専門薬剤師資格の取得を積極的に後押しするなど、薬剤師教育にも力を入れています。

また外来フロア設置の「お薬相談室」、患者さま向け講座・教室などを通じ、医薬品情報の発信も行っています。

薬剤科

栄養管理科紹介

栄養管理部では一般食はもちろん、医師の指示のもと高血圧・心臓病・肝臓病・膵臓病・脂質異常症・腎臓病・肥満・潰瘍など入院患者さまそれぞれの疾病に対応する106種の治療食を提供しています。

選択メニュー制の導入、各季節の行事食や誕生日食、年2回の嗜好調査などのほか、患者さまに食事への理解を深めていただくため管理栄養士による病棟訪問と食事内容の説明なども実施。

食事面からのケアを重視し、嚥下障害や経管・胃瘻での栄養管理中の方も含むすべての患者さまが「食べる楽しみ」を持ち続けられるよう、病態栄養・静脈経腸栄養(TNT-D)・栄養サポートチーム(NST)など各分野に精通した6人の管理栄養士たちが、医師・言語聴覚士らと協力しながら取り組んでいます。

また入院時には食習慣の聞き取りなど問題点の把握、退院時は在宅での健康維持のための食事提案など、患者さま一人ひとりに寄り添った入院時・退院時栄養食事指導にも力を入れています。

栄養管理科

臨床検査科紹介

「価値ある生体検査情報」の提供をモットーとする臨床検査科は、患者さまの診断に有用なデータを正確かつ迅速に提供できるよう業務にあたっています。

血液検査・生化学検査・一般検査など検体検査部門と、心電図・心臓/血液超音波・ABI・誘発筋電図・誘発脳波・筋電図などの検査を行う生理検査部門を有し、一部の検査は当院の循環器内科医師や同グループの高槻病院検査室と連携。心電図判読会や検査に関連する勉強会なども高槻病院と合同開催することで、より多くの症例や医学知識にふれられるよう取り組んでいるのも特徴です。

また常に正しい測定結果をめざし、測定手法や機器メンテナンスの各技術向上など研鑽に努め、外部精度管理やサーベイランス(調査監視)は、日本臨床衛生検査技師会に参加。さらに院内感染対策をはじめ、栄養・褥瘡対策、輸血、衛生、防災など院内の課題に対応する各委員会の活動にも積極的に取り組むほか、業務改善活動にも携わっています。

臨床検査科